2020年12月06日うさぎは寂しいと死んでしまう?
うさぎは寂しいと死んでしまう?
「うさぎは寂しいと死ぬ」というウワサは、「ひとつ屋根の下」という1993年の大人気ドラマから始まりました。今でも噂は信じられているようで、多頭飼いを本気で検討する方もいます。
はたして「うさぎは寂しいと死んじゃう」は真実?
答えは「いいえ」です。
うさぎはもともと野生なので、寂しいと死ぬぐらいに弱いと外で生きていけません。科学的な根拠もありませんし、獣医さんもおそらく否定するでしょう。
なので、うさぎを検討している方は、多頭飼いにしたり、ひとりぼっちにしないようにずっと気をつかったりする必要はありません。
それでも「うさぎが寂しいと死ぬ」説が強く信じられているのは、留守番させているあいだに、うさぎが突然死することが多いからです。
留守番が寂しくて死んだわけではありません。
うさぎは体調が悪いときや病気のとき、ほか(敵の動物)に知られないように隠す習性があるからです。
そのため飼い主が出かける前は元気で普通だったのに、帰ると病気で亡くなってしまっているということが起こります。
家に帰ってきた飼い主はその時、「うさぎは寂しいと死んじゃうんだから」というドラマのセリフが頭によぎったのかもしれませんね。