2021年02月02日高齢者が犬を飼うときに考えてほしいこと
高齢者が犬を飼うときに考えてほしいこと
同じ年代のお友達や、ご家族の声を聞くと、「ペットを飼いたい」と思う年配の方も多いでしょう。
しかし10年、20年後はどうでしょうか?
人気の動物たち(犬や猫など)は何事もなければ少なくとも10年、長いと20年生きます。
ペットを飼ったばかりのときは、まだ自分の体が元気で、世話も十分にできて、散歩にもたくさん連れていけるでしょう。
しかし、年を経るごとに体力が落ちていくのが人間。年を経るごとに成長し、元気いっぱいなのがペットです。
中型犬や大型犬であれば、成犬になると散歩の量・時間は増えていきます。
ペットが老犬や老猫になると、介護が必要になります。ペットの成長にあわせていけるでしょうか。
また年配の方に多いのが急な入院です。病気の発症・悪化だけでなく、転倒して大手術し、入院したり、車いす生活になったりすることがあります。
そうなると、一人で暮らしている方は施設の入居をすすめられるかもしれません。その場合、ペットは連れていけませんね。
とはいえ、ペットが生きがいになるのは事実だと感じます。「ペットを飼ってから生き生きとしている」「世話がすごく楽しい」とよろこぶ年配の方は多いです。
そのため必ずしも、高齢の方はペットを飼ってはいけないということではありません。
体力の衰えを感じたときや、世話ができなくなったとき、ペットの世話を誰かに丸投げすることがいけません。
ペットを代わりに世話してくれる家族がいるのか、里親制度を利用するのか、どうするかを決めておくことが求められます。