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2021年05月04日ゆるふわが魅力のチンアナゴ

ゆるふわが魅力のチンアナゴ   水の中をゆらゆら揺れる細長いフォルムが癒しのチンアナゴは、近年その姿からも水族館の人気者となっています。 犬の狆に似ていることからその名がつけられたチンアナゴですが、水族館のグッズなどでよくみかけるシマシマ模様はチンアナゴではなく、実はニシキアナゴという別種です。 日本では高知県付近の海の砂地に生息していて、体長は36cm前後のものが多いようです。 チンアナゴは砂を掘ってもぐるため、しっぽはかたくなっています。 しっぽといってもチンアナゴはお腹の黒い部分の肛門を除き、すべてしっぽなんですよ。 掘った穴を固めるために体から粘液を出したり、敵が近づくと素早く穴に隠れたりする性質を持っています。   ふだんは穴から顔を出しながら水の流れに合わせて同じ方向を向いているチンアナゴですが、なわばり意識が強い生き物としても知られています。 自分のパーソナルスペースを保つためにケンカに発展してしまうこともしばしば。 チンアナゴのケンカは意外と激しく、3?4匹を巻き込んで入り乱れることもあるようです。 ぜひ水族館でチンアナゴを見かけたら、ゆるふわな生態を観察してみましょう。

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