2021年05月15日ワンちゃんにも貧血ってあるの?
ワンちゃんにも貧血ってあるの?
鉄分不足など女性に多いイメージの強い貧血ですが、実はワンちゃんも貧血になってしまうことがあります。
人間と違い鉄分不足による原因はまれで、貧血のほとんどはなんらかの病気が起因しています。
ワンちゃんの貧血は赤血球の数やヘモグロビンの量が減ることで発症しますが、主なタイプは次の2つです。
①
赤血球が失われてしまう
赤血球は通常通り作られても、なんらかの原因でそれが壊されてしまい貧血になるパターンです。
潰瘍や腫瘍、中毒などの病気が原因で起こるとされています。
②
赤血球が少ない
新しく作られるはずの赤血球が少なくなると、貧血が起きることがあります。
例えば慢性の腎疾患や重度の感染症による炎症などが原因となります。
ワンちゃんに貧血が見られたら、まずはどのタイプの貧血かを的確に見極めることが大切です。
気をつけたいのが食べ物による中毒によっても貧血が起こるということ。
ワンちゃんは ネギ類に含まれる物質によって、赤血球が壊されてしまいます。
誤って玉ねぎなどを食べてしまわないよう十分気をつけましょう。
ワンちゃんの元気や食欲がなくなったり、疲れやすい姿が見られたりしたら貧血の可能性も考慮して、速やかに動物病院を受診することをおすすめします。