「虹の橋」は大切なペットとのお別れを書いたもので、動物・ペットを愛する多くの人々の共感を呼び、人から人へと語られる小さな詩です。
原文は英語で作者不明の「虹の橋」ですが、全世界で多くの言語によって語り継がれながら、小さな希望と元気をくれる物語として、ペットロスに苦しむ多くの飼い主たちを今も支え続けています。
もしペットを亡くして悲しんでいる人がいたら、ぜひこの詩を教えてあげてほしいです。きっと心の支えになり、前を向くきっかけになってくれるでしょう。
虹の橋
天国の少し手前に「虹の橋」と呼ばれる場所があります。
この世で愛されていた動物達はみな、お別れが来るとこの虹の橋のふもとに行くのです。
そこには広い草原や丘が広がっていて、
動物たちはみんな一緒に駆け回って楽しく遊んでいます。
おなかいっぱいのごはんときれいなお水、そして優しい太陽の光が降り注ぎ、
そのあたたかな場所でみんなのんびりと過ごしています。
病気だった子も、年老いた子も、みんな健康で元気いっぱいになり、
傷の痛みに苦しんでいた子も、不自由な体だった子も、健康な体を取り戻します。
それは昔のような、夢のような、いつかのあの元気だったよく覚えている姿。
動物たちは、みな満ち足りて幸せに暮らしているのですが、
ひとつだけ…心が満たされないことがあります。
いつも一緒にいた大好きなあの人が、ここにいないことが寂しいのです。
動物たちは、今日も駆け回って遊びます。
ある日、ひとりの子がふと立ち止まり、目を凝らします。
その瞳はキラキラと輝きだし、喜びに体が震えます。
突然、仲間の元を離れ、緑の草原の上を飛ぶように走っていきます。
足が、もどかしく宙をかきます。早く、早く…
そこにいたのは、この世で共に過ごし、愛し合い、寄り添ってきたあなたでした。
その子とあなたは「虹の橋」のふもとで再び出会うのです。
愛情いっぱいに抱きしめて、もう2度と離れることはありません。
幸せにあふれたキスがあなたの顔に降り注ぎ、
あなたは優しく何度も頭を撫でながら、愛しいその瞳を見つめて語りかけます。
「きみと別れてからの長い長い人生を、私は一生懸命生きてきたよ。
その中できみを忘れたことは、一度たりともなかったよ。やっと会えたね」
そして…
あなたは天国へと続く虹の橋を渡って行くのです。愛する子と一緒に。
Rainbow Bridge 〜「虹の橋」原文〜
Just this side of Heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine and
our friends are warm and comfortable.
All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor;
those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing:
they each miss someone very special, someone who was left behind.
They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent; his eager body begins to quiver.
Suddenly, he breaks from the group, flying over the green grass, faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet,
you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head,
and you look once more into those trusting eyes,
so long gone from your life, but never absent from your heart.
Then you cross the Rainbow Bridge together...