2021年01月25日まんまるな猫はかわいい!けど見逃してはいけない健康リスク
まんまるな猫はかわいい!けど見逃してはいけない健康リスク
まんまる太っている猫を見ると、どう思いますか?
「かわいい」と思ってしまうのではないでしょうか。
人間だと肥満=悪ですが、猫などかわいい動物のとき、見逃してしまう方が多いです。
まんまるな猫の健康リスクについて確認しましょう。
猫の肥満で考えられる病気は以下です。
・関節の病気
・呼吸器系の病気
・脂肪肝
・糖尿病
・麻酔が効きにくくなる
体重が増えることで当然、関節・骨にかかる重みや、歩くときの地面からの反動が大きくなるので、関節炎やヘルニアを引き起こすおそれがあります。
首周りに脂肪がつくと、気道が圧迫されて、常に息苦しい状態になってしまいます。すぐに息苦しくなってしまうので運動がイヤになり、さらに肥満を悪化させることに。
肥満で運動をしないとなると、糖尿病にかかる確率もグッと上がります。
また猫は環境の変化やストレスなどで、まったくご飯を食べなくなることがありますね。
太っている猫が絶食状態になると、脂肪肝にかかりやすくなります。
脂肪肝とは、体が栄養不足のとき、肝臓が脂肪をためこもうとして、脂肪変性をしてしまう病気です。肝機能が低下し、ひどいと死に至る危険もあります。
病気の治療には手術が必要になることもありますが、脂肪が多いと麻酔が脂肪の中にたまってしまいます。すると麻酔がかかりにくく、麻酔から覚めにくくもなります。
このように、日常生活にも治療にも危険がおよぶことになるので、愛猫の体重管理には注意しましょう。