2020年06月28日【ペットの虐待は止められる?】
【ペットの虐待は止められる?】動物好きでなくても「動物虐待は犯罪である」ということは、もはや常識でしょう。動物虐待には大きく分けて「意図的な虐待」と「ネグレクト」があります。完全室内飼育では分かりにくいですが、庭先に放置されている場合は、犬がひどい扱いを受けていることが容易に想像できますね。もしそういう場に出くわしてしまったら、あなたはどうするでしょうか。長くその様子を見知っている場合は、感情が高まって「助け出さなくては」と犬の救出に向かうかもしれません。勢いのままに犬を連れ出してしまう人も少なくないのです。これは勇気ある行動のように見えますが、法律の観点では「窃盗罪」となります。犬や猫などのペットは、法律上は所有者の持ち物とされているのです。所有者が責務を果たさず虐待行為を行っているのは問題です。ですが、あなたの知らない時間帯にごく普通の飼育をしていることもあります。たとえ確実に虐待行為が行われていたとしても、あなたの正義が違法となることもあるのです。「死んでしまう前に助け出 したい」虐待を食い止めたい気持ちはとても大事です。ですが感情任せの行為が必ずしも正しいとも限りません。動物虐待の罰則は罰金があるだけで、動物を取り上げるという処罰はないのです。助け出したい気持ちを冷静に抑え、まずはどうすべきか、対策を練りましょう。あなたの優しい気持ち、大切に使ってくださいね。