2016年12月06日猫のトイレ事情
猫の場合、トイレのしつけは簡単です。初めて猫を飼われた方で、どうやってしつけたらいいのかよく知らなくても、気がついたら自分でトイレに入って用を足していた、というくらい猫は自らすすんで一定の場所で用を足そうとします。それは元々の猫の習性に由来するそうです。野生の猫はネズミなどの小動物を捕らえて食料としていましたが、その猟の仕方は「待ち伏せ法」です。獲物が表れそうなところにじっと己の気配を消して待ち、パッと捕まえる方法ですが、そのときにもし自分のなわばり内のあちこちに自分の排泄物の匂いがあったら、獲物は近づいてきてくれません。普段はなるべく一定の箇所で用を足し、あちこちに自分の匂いを残さないようにしているのだそうです。排泄物をその都度丁寧に埋めるのも、やはり同じ理由なのでしょう。オス猫が自分のなわばりを他の猫に示すために、わざと匂いをあちこちにつけるとき以外、猫は通常排泄物を埋められる場所があればそこで用を足そうとし、その習性を利用して私たちはペットとして飼うときに室内にトイレを作って使わせるようにしているのです。元記事 ペットクリニックドットコムさん