2021年03月20日犬の肉球のしくみや役割とは?
犬の肉球のしくみや役割とは?
犬の肉球はケアを忘れがち。しかし肉球には大切な役割があります。
犬の肉球は掌球(中心にある大きな肉球)、手根球(狼爪の少し下についている肉球)、指球(指の先にある肉球)があります。
肉球の色はピンクから黒まで。生まれつきの犬はほとんどがピンク色で、年をとるごとに黒くなっていきます。または遺伝の関係で、生まれたときから肉球が黒い犬もいます。
肉球の硬さは年齢や生活環境で変わります。年をとるごとに硬くなっていきます。家で飼われており、散歩が少ない犬は肉球がそれほど硬くなく、外犬で散歩が多い犬ほど地面にあわせて肉球が硬くなっていきます。
そんな肉球の役割を見ていきましょう。
肉球には体温調整やクッション機能、地面の冷たさから体を守る役割があります。
犬は体に汗をかかないかわりに、ハッハッと舌を出して息をすることで体内の熱を排出しますね。
それでも熱を排出しきれないときに、肉球から汗を流して体温を調節します。
そのほか犬が歩い たり、走ったりするとき、地面からの反動をおさえるのが肉球です。人間でいう靴のように働いて、足腰への負担をへらします。同じように、地面の冷えや熱さから体を守る役割もあります。
とても大切な役割がある肉球。年をとると硬くなり、表面が割れる危険もあるので、肉球ケアも欠かさずにおこないましょう。