2021年05月28日「ウグイスの鳴き声に上手い・下手がある理由」
「ウグイスの鳴き声に上手い・下手がある理由」
春になって桜が咲き、今年もウグイスの鳴き声を聞いたという方が多いのではないでしょうか。
そもそも、“ホーホケキョ”と鳴くのはオスだけです。
通常は、オスのウグイスが繁殖期間である春に求愛を目的として鳴いています。
あるいは、他のオスを近づけないよう自らの縄張りをアピールしているのでは?とも考えられています。
綺麗な囀りという印象がありますが、中には音程が少しズレていたり独特の鳴き方をするウグイスもいるのです。
その理由として考えられているものを今回はご紹介したいと思います。
まずは、鳴いたウグイスがまだ幼く、囀りを練習中という可能性です。
ウグイスも最初からあの囀りが完璧にできるわけではなく、だんだんと上達していくものと考えられています。
あの綺麗な声は生まれ持ったものではなかったのです。
また、周りで鳴いていたウグイスの影響を受ける場合もあります。
囀りを練習する過程で、他のオスのウグイスの鳴き声を聞き参考にしているのではないか?という説です。
独特な鳴き方をするオスたちを参考すると、自身も少し変わった囀りになってしまうのかも知れませんね。