2021年09月27日世界最古のペットとは?
世界最古のペットとは?今や空前のペットブームを迎えている人間社会。ペットという存在は、有史以前から人類にとって欠かせない大切な存在でした。一緒に狩りをする相棒であり、共に生活する家族でもあり。野生動物を飼い慣らして、品種改良を繰り返して人間の生活に適応させてきたものがペットですが、その最も古い記録はどこまで遡るのでしょうか?正確な史料が残っている記録上では、ペットの歴史は5000年前の古代エジプトにまで遡ると言われています。その時に飼われていたのは、ピューマだったそうです。ただ、正式な史料は残っていませんが、既に3万年くらい前から、人類は野生の狼や猿、鳥などをペットとして飼育し始めていたのではないかと考えられています。その中でも有力な痕跡となるのが、石器時代の洞窟の遺跡から発見された、ホラアナグマの化石や飼育用の檻の残骸です。捕まえた野生のホラアナグマを檻に入れて、餌を与えて飼育していたのではないかという説が有力です。ただ、どのくらいの期間餌を与えていたのか、きちんと飼い慣らせていたのかまでは流 石に分からないようで、ペットだったのか食用だったのかなど、詳細は現在でも謎のままです。ですが、そんな大昔から芽生えていた動物と共生するという考え方が、現代にいたるまで受け継がれていると考えると、ペットと人間との関係は切っても切り離せない特別なものなのかもしれません。