2021年09月01日「狂犬病予防注射の価格が異なる理由は?」
「狂犬病予防注射の価格が異なる理由は?」
今回は、ワンちゃんと暮らしていない方にとっては馴染みのないお話かもしれません。
ただ、現在国内でワンちゃんを飼っている方には、そのワンちゃんに狂犬病の予防接種を打たせる義務が存在します。
以前も紹介しましたが、狂犬病予防法という法律で定められているためです。
狂犬病の予防注射を受ける方法は、大きく分けて2つあります。
市役所などで地域の獣医師会協力のもと行う“集合接種”と、動物病院を受診して行う“外来接種”です。
どちらもメリット・デメリットはありますが、今回注目したいのはこれらの接種にかかる費用に違いがあるということです。
集合接種の価格は、地域の行政と獣医師会が話し合って決めています。
そのため、地域によっては多少価格が上下する可能性もありますが、概ね一定の価格水準に留まります。
一方で、動物病院での外来接種を受ける場合、多くは接種費用と一緒に診察費が請求されます。
したがって 、集合接種を受けるよりも費用がかかってしまうことが考えられます。
ただ、動物病院での接種であれば、診察も受けられるということが大きなメリットでしょう。
集合接種では身体検査などの診察も基本無ければ、獣医師と相談することも難しいため、おうちの子にとってどちらが良いのか、よく考えて決める必要がありそうです。